リバースモーゲージの仕組みについての解説です

リーバックとの比較
「リバースモーゲージの仕組み」

・リバースモーゲージとは
老後に対する資金的な不安を解消するために、自宅を担保にして銀行などの金融機関から、借り入れができる制度(契約)です。
融資の受取方法は、毎月定額を受け取ったり、契約時に一括一時金、或いは貸付限度額内で、必要な時に必要額を都度引き出せるケースなどがあります。

この契約の大前提として、ご本人(契約者)の死亡後に家を売却して、返済に充てるという内容になります。

en満ライフ(円満ライフ) リバースモーゲージ比較

下図は契約のイメージ図となります。縦軸が住宅ローンの残高、横軸が契約者の年齢となります。
月々10万円を支払っていたが、月々の負担を減らすために、リバースモーゲージを60歳の時点で利用したとします。
リバースモーゲージで住宅ローンを借り換えると、リバースモーゲージは、受けた融資の利息分のみの支払いになりますので、月々の支払いは激減します。


※残ったままの元本は、死亡時または契約の満期時に、自宅の売却によって返済)

・資金(融資)の使い道
以前は老後資金・老人ホームなどの施設への入居費用に充てる事が多かったのですが、現在では住宅ローンの返済に充てる方が増えています。自宅不動産を所有しているが、金融資産が乏しく、公的年金などでは生活費を賄えない高齢者の生活費の原資として利用されています。

・リバースモーゲージ取扱い機関
①自治体などの公的機関(返済の期待される生活保護的な扱いとして)
②金融機関をはじめとする、民間企業(代表商品としては、スター銀行さんの「充実人生」が有名)

・リバースモーゲージの名前の由来
通常のモーゲージ(=抵当・担保)ローンでは、年月と共に借入残高が減っていくが、この制度では増えていく(契約中は利息分のみ返済)ので
リバース(逆)モーゲージと呼ばれています。