任意売却でのリースバック事例のご紹介です①千葉市区分マンション

実際にあった、リースバック(買い戻し)で競売を回避することができた事例をご紹介します。

<概要>
強制競売で、過去に住んでいた賃貸物件の退去費用を巡る、珍しいケースです。競売の取下げと同時に、市役所の差押え解除の交渉も必要とされる案件でした。

物件:千葉県千葉市の区分マンション
ご相談者:40代のご夫婦が、所有物件に2人で居住中
数年前にこの物件を購入
競売申し立ての内容:以前住んでいた賃貸物件の、退去費用(クリーニング代)のトラブルが原因
競売申し立て者:住んでいた家の大家が、弁護士を通して申し立て(強制競売)
⇒退去費用の請求が高額だとして、一切の連絡を無視し続けていた。そのため競売にまで進行してしまった。

税金滞納による市役所の差押えもあり
⇒競売申し立て者と市役所の両者に、代金を納付しないと任意売却は成約しない

①競売申し立て者と市役所に支払い代金(返還金)を、ミライエが交渉。特に市役所には、滞納分の一部返還で差押の解除をしてもらえるように話を進めます。

②両者との話しがまとまると、ご相談者様とミライエ間で売買契約を締結します。売買代金から返還金を支払い、同時に「競売の取下げ」「差押の解除」の手続きも行います。

③物件の所有権がミライエに移り、ミライエが貸主となり賃貸借契約を結びます。将来、買戻しを希望されていましたので、無理のない賃料と買戻し額の設定をして、10年後に買戻しを前提とした契約で、リースバックが成立しました。